なーんだメッキか
少々剥がれ落ちたその時に誰かが呟いた
メッキで何が悪い!
剥がれるまではメッキだと気付きもしなかった癖に!
そうなのだ。
剥がれなければメッキもそうじゃないものも見分けなどつかない。
剥がれたらまた貼り直せばいい
今度は前以上に分厚く
例えば金は比較的柔らかく加工しやすい
見た目の輝き美しさは有れど脆く傷つきやすいのだ。
ならば中身は硬く丈夫な金属で良いではないか!
そう捉えればメッキとは複数の特性を融合させた技術の結晶ではないか
より大切なのは見た目に美しさや華やかさより、芯の強さ
だからメッキで何が悪い!