「無」

何も無いって事

空っぽですら無い  器も無いから

 

何も無いその「無」を私は最近求める

 

大きく空いた風穴は塞ぐには大き過ぎて

中身も全て流れ出た

 

ならばいっそ何もかも消えて仕舞えばいい

だから最近私は「無」を求める

この些か滑稽な想いとの葛藤をひたすら繰り返す

 

簡単に手に入りそうで簡単では無いらしい