受容

受け止め

そして

受け入れる事

 

受け止める事は得てして比較的容易である

問題は受け入れる事

 

同じ様に思うかも知れないが受け止める事と受け入れる事は全く別の事である

 

受け止めるとは事実を認知しその事実を知る事

 

受け入れるとはその認知された事実に対して自分に取り込み応じる事

 

時として突き付けられたその現実は余りに大きく

頭で理解できていてもそのまま受け入れるには許容が足りない

 

そう言う場合は少しづつ現実を分解し、細分化し、徐々に受け入れるしか無いのだ。

 

しかし人間とは厄介なものである

その過程で何度も事実を都合よく変換しようとしてしまう

その度に何度もそれは違う。認めるんだ。そう言い聞かせる必要がある

 

何度も何度も繰り返しその作業を繰り返す

その度に自分の弱さや愚かさに立ち向かう

 

もちろん逃げ道だってあるだろう

戦わず逃げる事も出来るだろう

もっと楽な道だってあるかも知れない

 

それでも他の選択を本能が認めないのだ

 

戦い続けろ!力の限りに

立ち上がれ!何度でも

 

側から見たら愚かに見えるかも知れないこの戦いを助けてくれる人など誰もいない

ただただ己を鼓舞し続けこの無謀とも思える戦いに挑み続ける

 

鎖に繋がれ、傷だらけの身体でも

目を潰され前が見えなくなったとしても

その全てをありのままを受け入れるまで

決して戦う事はやめない

 

なぜならそれが英雄だから

 

戦いに勝利した時きっと新しい物語は始まるはずさ