ハレノヒ

空は青く澄んでいて 日差しは眩く大地を照らしてる

樹々は照らされて碧の碧さを更にまして そよ風に木の葉をサラサラとなびかせる

そんなイメージ

でもね、真っ白な雲に覆われて 曇天模様の空だって

雷雲が空を黒く染め上げて 恐々と稲光が空を駆け抜けてても

分厚い雲を抜き抜ければ 太陽はいつも変わらず照らし続けてる

間近な物に目が行きがちだけど 大きな視点で世界を見つめたら いつでも地球は青く輝いていて 雲の上はいつだってハレノヒ

365日ずっとずっと変わらず太陽は照らしてくれているんだもん

生きるための本能

人は知性と引き換えに 野生を失っい他の動物に比べて感覚的なものや本能の多くを失った

それでもその一部は人にも残っていて普段は眠っているがいざという時に覚醒したりもする

それを第六感と言ったり虫の知らせと言ったり

それとは別に遺伝子レベルで組み込まれた本能も少なからずある

しかし多くの人はそれを知性で説明しようとしたり理解したりする

人が生きる為に一番重要で進化した本能 それが恐怖だと思う

なぜ人は恐怖するのか?

それは生きたいから、生きようとするから

だから生命を脅かす危険のあるものに恐怖する 最大限の警戒をして命を守り抜く為の警報みたいなものだ

人は多くの感覚を退化させて生きて来た だから、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚 残った僅かながらに残った最小限の感覚を最大限に利用して生きてる

だからその内の一つを封じられると恐怖する

でも恐怖は生きる為に進化した本能

だから怖さから逃げちゃいけない 怖いから自分を辞めてはいけない

生きたい!って心が叫ぶから生きようと本能が求めるから、恐怖というアラーム鳴らす

恐怖を受け入れて向き合うことできっとその警報は鳴り止み、穏やかな時間がきっと流れるはずだから

自分の保存法

自分ってなんだろう? 「らしい」とか「らしくない」とか言われたりするけどよくわからない

きっとそんなものなのかもしれない

時に自分は自分に勝てません 疲れていたり 弱っていたり 恐怖からだったり 甘えだったり

それを心の弱さと思うかもしれません でもそれは自分を守ろうとするからです

そうなるともうどうして良いかわからなくなります

頑張って自分らしく!自分を保とう!と思えば思うほど自分にすら疑問を持っちゃいます

そんな時は恐れず、勇気を持って誰かたった一人で良いので自分を委ねて確認します それは家族でも友人でも恋人でも級友でも誰でも構いません たった一人心から信頼できる誰か もしくは信頼出来る数名に少しづつでも 自分を理解してくれる誰かを頼って下さい

時に他人の方が自分より自分がよく見えます 良い面も悪い面も その両面を知ってくれて支えてくれる人を信頼して下さい そして自分を見失いかけたら尋ねるのです

自分の良いところも悪いところも

きっとそこからまた自分らしさが復元できるはずだと思います

大切なのは信頼して委ねる心と 信頼し受け止める勇気です

屈伸

腕を小さく折りたたみ ぎゅーーっと小さく身体を縮めこみ

窮屈そうなその姿は ただ上からの大きな圧力に耐えてるだけの姿かもしれない

でもね、縮めたその身体には沢山のエネルギーが詰まってるから

いつかその力を解放できた時 きっと全部を吹き飛ばし一つ上の世界にジャンプアップ出来るはず

だから今は窮屈でもいつかその日は必ずやってくるから

諦めちゃダメ 諦めちゃダメなんだ

いつも未来は諦めなかったその先にあるものだから

ジレンマ

もしかしたらこの世界で最も厄介なものかも知れない 人が人だからきっとジレンマは存在する

自由でいたい 強くありたい 優しくしたい 一人は寂しい 弱さをも受け止めてほしい 助けが欲しい 一人になりたい

自己を確立したいと言う欲求は 「こう在りたい」と思うと同時に 「それを誰かに認めて欲しい」という欲求でもありえる

他者から認めてもらう欲求を承認欲求と言うらしい

きっとこれは地球上の生命において人間固有の欲求で在り、故に人は人で在りえるのかも知れない

だから人は人とでは人でいられないのだと思う それは共に暮らすと言う意味ではなく、どこかにたった一人でも自分の存在を認めてくれる人と言う意味で

それは簡単な様で簡単ではないのかも知れない

「自分」と言う者は「自分」でも時として受け入れがたい物かも知れないからだ

自分の強さも目を背けたい様な弱さも、合わせて認めてくれる様な存在 そのどちらの自分も受け入れて欲しいと思える存在

果たしてあなたにはいるだろうか?

幸せな事に私にはそれがいると言う事だ。

蒼い空

深い霧に包まれてすぐ先も見えなくて下ばかり眺めてた つまづく事が怖くて足元にばかりを気にしてた

ふと立ち止まると足元には水たまり

キラキラまばゆいその水面は透き通る程に蒼かった

ふと上を見上げると、霧はすっかり晴れていて透き通るような蒼い空

高く高くどこまでも広がる青空は眺めていれば吸い込まれてしまいそうな程

たとえ辺りが曇っていても 土砂降りの雨だとしても

その上にはいつも青空が広がっている

だから下を向くのはもう辞めよう 遥か天高い青空を目指して

自立

自立って何だろう? 単純な意味で言えば何にも助けられることも支配されることもなく独立してる事

だと思う。 だけどそんな人はきっとこの世にいない。

経済的に自立してる人だとしても 同僚や上司に助けられることもあれば部下を助ける事もある 何よりある意味会社に支配されている

じゃー自立って何だろ?

きっともっと精神的なこと 自分が何者か理解して、自分が生きてるこの世界を自覚してる人では無いだろうか?

要はたった一人では生きていけないこの世界と社会を理解して、他の誰かの助けを受け入れられる人、素直に誰かを頼れる人 そして逆に誰かを助けられる人であり、誰かに頼られる人

そう実はイメージする自立する為には真逆を受け入れる事から始まるんじゃないだろうか?

そしてその中で自分の考えを持ち、たとえ叩かれても時には周りを頼り、頼られ、何かに寄り添って、強く前を向いて進んでく力強さ、生命力。 そんな姿がきっとカッコよく見えるんだと思う